2019/03/28 20:00

今晩は。
皆様はジュエリーを身に着ける時にどんなシーンを思い浮かべるでしょうか?

お洒落をして出かける時いつもよりカッコよく可愛く美しく魅せたい、
この指輪を着けて美味しいコーヒーを飲みたい、
このネックレスを着けてライブに行きたい等、
その人それぞれのジュエリーを着けて生活するシーンがあると思います。

なぜ急にそんなことを言いだしたかというと、ある時友人との会話で、


「洋服は衣食住の中で必要で、見ていて慣れる感覚があるけれどジュエリーは人間が生きていくのに不必要なモノだと思う。だけどそれを身に着けるって何回見ても相手も自分も良い意味で目に留まるモノだよね」
と話してくれました。


この話を聞いて、なんでジュエリーが人を魅了するのか?の1つの理由として納得しました。


どの指にどんな指輪を、どんなネックレスやブレスレットを着けるのか。
その選択は、人が生きる様々なシーンで思い描く自分の姿に重ねてジュエリーを選び、
身につけた者の魅力をジュエリーが表現して伝えてくれるものなんだなと考えました。


常々ジュエリーを身につける人が昔よりも減ったとひしひし感じることがあります。
現代においてミニマリストや断捨離、大量生産による高品質低単価の消費をよく耳にする今日、それらは生きていくための必要条件を満たしてくれると思います、それを否定するつもりはありません。


しかし、簡単に手に入るモノや簡単に捨てられるモノ、生きていく為だけの必要最低限のモノしかない生活で、
生活を彩るには限界が有るのではないでしょうか?


その先に本当に求める「こうなりたい、こんな自分になりたい」と描く「個性」や「彩り」は
少ないのではと思うのです。


少なくとも自分はジュエリーを作る仕事を通して出会ったお客様それぞれの「個性」を見てきました。


それは今まで「不必要」だったモノが「必要」に変わったことで生活に刺激を与える「ジュエリー」という1つの存在を
大切にしてくださったことで生まれた「個性」だと思います。

好きな方は更に好きに、まだジュエリーを手にした事や着けることがあまりない方へも、こういうジュエリーの在り方について、考えてくれたら幸いです。

この思いをずっと大切にして作り続けたいなと思いました。

改めて自分が人生で一番側で見てきたジュエリーというモノについて考えたら、これを伝えずにはいられなくなりました。


長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。
今後もこういう作り手の思いみたいなのも伝えていけたらなと思います。

本日はこの辺で失礼します。


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